先日、「チューリッヒ美術館展」を見るために、遅ればせながら、新国立美術館に初訪問。
あまり黒川紀章先生のデザインは好きではないのですが、3次元に波打つガラスの外壁やいかに…。
外観の波打ち具合はなかなか綺麗で迫力あります。この感じだと、内部に入るとさぞやすごく波打ってんだろなーと期待して入ったら、打放しの巨大な逆円錐(上に高級レストランがある)がドーンと真ん中に突き刺さっているので、折角の波打ち具合が一部しか見えないー!一言でいえば邪魔ですー。
この逆円錐が無くて、3次元に波打つガラス壁を端から端まで、感じることができたら、かなり面白い空間になったのではないでしょうか?非常にもったいないなぁと思いました。
もったいないといえばそのガラス壁は室内側に、ガラスを清掃するためなのか、キャットウォークがだらだらとつけられてますので、これによっても壁の波打ち具合が良く分からなくなっております。
ということで、大きな空間なのに、その空間の良さを感じることができない、ちょっと残念な印象でありました。
さて展示内部の「チューリッヒ美術館展」ですが、モネの睡蓮シリーズの大きなものが見せ場のようですが、そのとなりにある、モネ絵で、畑にワラを積んであるものの影を書いた絵があるのですが、近づいて見ると、結構考えられないような、「パステル系」の色とかが塗ってあって、衝撃的でした。
これを遠目に見て感じるのが完成形なのですね。
やはり、絵は写真で見るのとはかなり違いますね。帰りにパンフレットを買おうかと思ったのですが、印刷の色が現物の絵とかなり違う感じがしたので、買わなかったです。
いろいろ面白かったのですが、あと、ダリの絵が一枚あったのですが、あんなに細部まで細かい不思議な絵なのに、絵の額自体はかなり小さなものなので、ビックリしました。どんな細い筆でかいてたんでしょうか?あのヒゲをはやした顔で細かい作業をしてる光景を想像してみました。