2014年12月20日土曜日

建替え前のお宅にあったガラスを使う

先日竣工しました「練馬区・W邸」では、お施主さんのご希望で、建替え前のお宅にあったガラスを何か所が流用してます。

写真のものは、以前のお宅の玄関周りで使用されていたガラスを使った洗面台です。洗面器奥の立ち上がり部分のものがそうです。

なかなか見なくなった柄のものなので、すこし懐かしい風合いがとてもいいです。

ちょうど階段の上部になるので、陽射しがあたると下からみて模様が光って綺麗です。


もう一か所間仕切りに使ったガラスがこの写真のものです。

「キラキラ感」が模様になっていて、昭和の味がしてとてもいい感じー。

今の既成の建材でばかりで出来上がった空間はどこかよそよそしい感覚のものとなりがちですが、こんな感じの材料を加えて、いままでの歴史のかすかな味付けがされることで、住み心地がとても味のあるものになってくる気がしました。

2014年11月23日日曜日

遅ればせながら、新国立美術館初訪問。


先日、「チューリッヒ美術館展」を見るために、遅ればせながら、新国立美術館に初訪問。

あまり黒川紀章先生のデザインは好きではないのですが、3次元に波打つガラスの外壁やいかに…。

外観の波打ち具合はなかなか綺麗で迫力あります。この感じだと、内部に入るとさぞやすごく波打ってんだろなーと期待して入ったら、打放しの巨大な逆円錐(上に高級レストランがある)がドーンと真ん中に突き刺さっているので、折角の波打ち具合が一部しか見えないー!一言でいえば邪魔ですー。

この逆円錐が無くて、3次元に波打つガラス壁を端から端まで、感じることができたら、かなり面白い空間になったのではないでしょうか?非常にもったいないなぁと思いました。

もったいないといえばそのガラス壁は室内側に、ガラスを清掃するためなのか、キャットウォークがだらだらとつけられてますので、これによっても壁の波打ち具合が良く分からなくなっております。

ということで、大きな空間なのに、その空間の良さを感じることができない、ちょっと残念な印象でありました。

さて展示内部の「チューリッヒ美術館展」ですが、モネの睡蓮シリーズの大きなものが見せ場のようですが、そのとなりにある、モネ絵で、畑にワラを積んであるものの影を書いた絵があるのですが、近づいて見ると、結構考えられないような、「パステル系」の色とかが塗ってあって、衝撃的でした。
これを遠目に見て感じるのが完成形なのですね。

やはり、絵は写真で見るのとはかなり違いますね。帰りにパンフレットを買おうかと思ったのですが、印刷の色が現物の絵とかなり違う感じがしたので、買わなかったです。

いろいろ面白かったのですが、あと、ダリの絵が一枚あったのですが、あんなに細部まで細かい不思議な絵なのに、絵の額自体はかなり小さなものなので、ビックリしました。どんな細い筆でかいてたんでしょうか?あのヒゲをはやした顔で細かい作業をしてる光景を想像してみました。



  
 

2014年4月18日金曜日

文庫本の自動販売機!

今、仕事の現場があるので通っている、中野駅の中央線下りホームに「文庫本の自動販売機」があります!

本の入手方法もネットからなど多種多様ですが、この自販機は果たして売れてるんでしょうか?

16タイトル入っていて、ハウツーものや自己啓発ものがメインな感じです。

本はパラパラとちょっと中身を読んで、「自分に合いそうだな。」と思わないと買う気にはなれない私としましては、この需要がそうあるとは到底思えないのですが、どんなものなのでしょうか?

今行ってる現場に通い始めてから半年以上、電車のホームという、お高いスペースに設置されてるままなので、ある程度売れてるはず。

ジュースの自販機よりも単価が高い分、稼いでるんだろか? なぞです。

この16冊から選べと言われても、本を選ぶにしては選択肢が狭くないですかねー。

2014年3月25日火曜日

世田谷区U邸竣工しました。

 
先日、世田谷区の住宅街に、シンプルな形態のU邸が竣工いたしました。

2階で突き出してるバルコニーの長さは建物の長さと同じで「12M!」あります。


家の中心のリビングは大きく吹き抜けており、写真のこげ茶色の階段は小屋裏収納につながるもので、ちょっとスリリングであります。

全体的に、スッキリと無駄のない大きな空間でつながっていて、大らかな気分で毎日暮らせそうな住宅となりましたよー。