2016年1月6日水曜日

年末に3件竣工しました。

年末に3件、立て続けに竣工する住宅が重なりました。

そのうちのひとつ「川崎市・N邸」のリビングから上部を見上げた写真です。

3階建ての住宅ですが、打合せから、中庭案とかいろいろなプランの可能性を検討したものでしたので、ご家族みんなの要望に折り合いをつけて、形になった感慨があります。

写真のリビングの奥はお子さんの勉強スペース&みんなの蔵書を収納できるように、設定した「ファミリーライブラリー」です。もう少し小さくして、スタディコーナーぐらいにすれば、リビングが広くはなるのですが、あえてこの割合になってます。これがとても空間の特徴を生んでここにたくさんの本が本棚を埋め尽くす状態をイメージすると、一風変わったリビングになって楽しそうです。

1階ではご主人が仕事にも使える「書斎」で本があり、3階では、廊下状のホール部分の壁面に奥様の蔵書用の本棚もありますので、各階で、みんなの本の置場が設定されてます。

入居されて、本棚に本が入れられた状態になれば、家具が入ってインテリアとなることと同時に、本棚に入った本の背表紙が壁面となり、空間に「いろどり」を与えるでしょう。

この家では、ご家族が住んでると共に、本もこの家に住んでるような形となるのです。

お子さんの成長に伴って、このライブラリースペースの使い方をどう変えていってくれるのか、とても楽しみですねー。(高校生ぐらいになったら、自分の部屋に入ったきりになってしまうのか…。そうなったら、奥様の趣味スペースですかね。)