2012年5月30日水曜日

外壁左官仕上げ試し塗り

[野川遊歩道の家M邸]

外壁は「ジョリパット」という仕上げ材を左官コテ塗り仕上げでやります。

始まる前に左官屋さんがどういう質感の仕上げにするか決めるのに、ベニヤに6枚くらい試し塗りをしてくれました。

骨材の割合や大きさ、水の具合、コテで抑えるタイミング、金ゴテかスチロール製コテか、などなど条件が少し違うだけなのに、違った印象の仕上りになるので、本当に奥の深い世界です。

試し塗りは、どれもそれぞれ良さと味があって、非常に悩みましたが、今回板張りの部分もありますので、あまり抑えたフラットな感じにすると、その板張りの部分の質感に負けてしまう恐れがありますので、荒い感じでコテの動きが感じられるような、それでいて、あばれすぎには見えないものでお願いしました。

私が言うのもおこがましいですが、少しやっていただいたのを拝見しただけでも「腕の確かさ」がすごく感じられる左官屋さんなので、全体の仕上りが楽しみです。

あとは梅雨に入る前に外廻りが完了すればいいんですけどー、平年より入梅が早くなりそうな気配でありまして・・・ちょっと心配。

2012年5月10日木曜日

樹齢500年の杉のカウンター板

野川遊歩道の家[M邸]にて

またまたビルドラボさんの好意により、在庫から樹齢500年の杉の板を使えることになりました。

階段踊り場が大きくなったところが、リビングを見渡すスタディコーナーなのですが、その机として使います。

相当な存在感です。空間が重くなりすぎないように注意して納めなくてはなりません。

「500年前っていったい・・・。」  「秀吉がいたころか?」と大工さん。

事務所に帰って500年前がいつごろか調べてみたら、やはり戦国時代、「1560年織田信長 桶狭間の戦い」「1582年本能寺の変」あたりなのです。

この家の中でいろいろな材料の魂が一同に会してる気がして壮大な気持ちになってきましたー。