2011年1月22日土曜日

仙川安藤ストリート

京王線「仙川」駅近くに、安藤忠雄さんの設計した建物が並ぶ、「安藤ストリ-ト」があります。

この写真の建物は、すごく細長い三角形の敷地に建つ、「仙川デルタスタジオ」という建物です。約5mの高さの打放しコンクリート壁が強烈なインパクトのある建物なのですが、オフィスや店舗の賃貸用の建物なのに、竣工以来(約2年くらい?)いままで、なんのテナントも入ったことがないです。テナント料が高いのか?それとも室内がやたら細長くて、使いづらいのか・・?このままこの建物は使われずに古くなっていくのでしょうか・・・?

この建物を始めとして、「せんがわ劇場」の入っている建物など、この通りでは安藤さん設計の建物としては、「微妙なもの」がここでは建ち並んでる気がしてなりません。(一人の安藤ファンとして。) なによりも、通りに面してガラスの壁がバーンと並んでるのが大部分な感じなので、人が立ち寄る隙がなく、通りを歩いてて、「楽しさ」をほとんど感じないのです。通りにはいつも活気はなく、なにか、「キリコの絵」のような寂しさを感じてしまうのです。遠方からこの通りを見学に来られた方はたぶん、がっかりして帰るのではないでしょうか?

この通りの最後と思われる建物が、甲州街道沿いの敷地で、「住友不動産+安藤忠雄」のマンションとして先日から着工してます。ランドマークとなる立地なので、さすがにこれはスゴイという感じのものを地元住民の一人として期待しとります。