2010年9月14日火曜日

模型でイメージを確実に。

一つの住宅の計画の中で、模型は大体2回作ることが多いです。

コンペやファーストプレゼンの時に一回。打合わせを実際に開始して、ほとんどプランが固まった時点で、2回目の模型。(打合せを重ねていくと、最初の案とは変わってしまうことがほとんどですので・・。)これでお施主さんに、内観・外観がOKかどうかの確認をします。

写真の模型は、今設計中の2世帯住宅の模型です。2回目の模型のほうです。きのうの打合せ用に作りました。

部屋のプロポーション、各部屋のつながり方、外観の様々な角度からの見え方・・・、などなどのイメージを、模型によって確実にしていただきます。

世の中の設計事務所のスタイルによっては、もっと計画の初期の、建物をどういう形にしようか?という段階から、スタディ模型を作成して、いろいろな形を模索する・・・。というところもあります。

前に若手建築家の長谷川豪さんの記事を雑誌で見たときに「設計のアイデアが固まるまでに千も二千も模型をつくる。」とあったのです!が、これは、1日中何個も模型を作ってくれるバイト君か若手スタッフがいてくれないと到底できないことです。ましてや事務所内部にそんなたくさんの模型を置くスペースも普通はないよ~!

そんなマンパワーを使えない、一人事務所である当事務所では、設計のアイデアを固める段階は、あーでもない、こーでもないと、いろいろなスケッチを書き重ねて、案をまとめていきます。

それで、これで行こう!とプランがまとまったところで、プレゼン用となる、1回目の模型が建ち現れるのでありますー。

もちろん、作ってみたところで、ちょっと思っていた感じと違うなぁ~っ、という場合には、いろいろ作り変えながら、考えることになってしまって、模型を作る時間がやけに長くなってしまうこともあります。

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