きのうの夜、東京建築士会(晴海)で開催された「住宅建築の税務知識」についてのセミナーに参加してきました。
通常の建築家の業務の中で、住宅ローンについてなど、いろいろ考えなくてはならないお金のことについての事柄がありますが、デザインや設計業務に重点を置く中で、この分野の知識をもう少し強化させねばならないという思いがいつもあります。
今回は「相続税対策」についてが主な内容でした。例えば、土地の分割の仕方や、建物の用途によって、計画の立て方次第で、資産価値の算出方法が変わってしまうことなど、いろいろ為になる内容でおもしろかったです。
さまざまな事例に直面したお客さんの相談に乗れるように、もっと勉強せねば…と実感する会でありました。
(セミナーのテキストとして、去年のものですが、「住宅ローンアドバイザー養成講座」のテキストをもらいましたー。)
2013年11月29日金曜日
2013年11月10日日曜日
お寺+庫裡のコンペ案
先日、コンペで「お寺+庫裡」のプランを作りました。
ご本尊を配置する「内陣」、来た方々が座る「外陣」など、なかなか普段考えないような要素を考えることができて、難しかったのですが、とても興味深い案件でした。
このプランを作成するにあたり、だいぶ前に読んだ「ポクは坊さん。」白川密成著[ポプラ社発行]を読み直してみました。
家がお寺ということもあり、ふつうの若者である作者が住職になる過程を、高野山大学で密教を学ぶことなどを通して、分かりやすい視点で描かれており、とても面白い本です。
ちなみに、著者のお兄さんは「白川 在」さんという建築家の方で、白川さんが四国で住職をされている「永福寺」の新しいモダンなお堂を設計されています。
ご本尊を配置する「内陣」、来た方々が座る「外陣」など、なかなか普段考えないような要素を考えることができて、難しかったのですが、とても興味深い案件でした。
このプランを作成するにあたり、だいぶ前に読んだ「ポクは坊さん。」白川密成著[ポプラ社発行]を読み直してみました。
家がお寺ということもあり、ふつうの若者である作者が住職になる過程を、高野山大学で密教を学ぶことなどを通して、分かりやすい視点で描かれており、とても面白い本です。
ちなみに、著者のお兄さんは「白川 在」さんという建築家の方で、白川さんが四国で住職をされている「永福寺」の新しいモダンなお堂を設計されています。
2013年7月31日水曜日
日曜日は先生してます。
日曜日は某2級建築士講座の設計製図講義の先生になって教えております。
9月の試験本番まで、試験時間の5時間で、出された設計条件で自分でプランニングをして、要求された5つの図面を仕上げることができる力をつけなくてはならないのです!
生徒さん達は重い製図板をかかえてきて、朝から晩まで沢山の課題&訓練に取り組みます。
1回1回、やることが多くて、なかなかハードな内容です。
生徒さんはもちろん大変ですが、我々講師達も普段の設計業務の合間で、次回講義の準備をしなくてはならないので、これまたなかなかハードなことで‥‥。
みんなに長時間の講義で煮詰まったら、設計の仕事のおもしろいところ、恐ろしいところとか、くだらない話もしてみたいのですが、なかなかそんな余裕もなく‥‥‥。
2013年6月4日火曜日
おふろ洗いスポンジはどこに?
我が家でオフロ場洗いの担当は私。
みなさんどんなものでオフロ場洗いをしてますでしょうか?
私がちょうどいいなと思うのは、「30cmくらいの柄のついたスポンジ」です。
浴槽の底部分を洗うのにも浴槽にわざわざ入らなくても洗えるし。
しかし、この柄のついたタイプのものはいつもどこかにぶら下げていないといけない。
結局、小物用の棚の端にぶら下げてる感じなので、体を洗ってる時も、なにかいつも横にいる状態なのです・・・・。
スッキリとオシャレにこの辺を解決するとしたら、オフロ場を洗ったあとはジトジトに濡れてるので、入る直前に洗面所のどこかに移して、オフロに入るといい感じになるんでしょうかね?
しかし、洗面所に置くといってもどこなんだー?
なかなか打合せではこんなところまで話が及ばないので、みんなどうされてるのか、聞いてみたいことのひとつではありますね。
みなさんどんなものでオフロ場洗いをしてますでしょうか?
私がちょうどいいなと思うのは、「30cmくらいの柄のついたスポンジ」です。
浴槽の底部分を洗うのにも浴槽にわざわざ入らなくても洗えるし。
しかし、この柄のついたタイプのものはいつもどこかにぶら下げていないといけない。
結局、小物用の棚の端にぶら下げてる感じなので、体を洗ってる時も、なにかいつも横にいる状態なのです・・・・。
スッキリとオシャレにこの辺を解決するとしたら、オフロ場を洗ったあとはジトジトに濡れてるので、入る直前に洗面所のどこかに移して、オフロに入るといい感じになるんでしょうかね?
しかし、洗面所に置くといってもどこなんだー?
なかなか打合せではこんなところまで話が及ばないので、みんなどうされてるのか、聞いてみたいことのひとつではありますね。
2013年5月19日日曜日
野望とモチベーションと・・。
私が事務所を開設した2001年ごろには、いきなり仕事をいただけるツテがあって独立した訳ではなかったので、インターネットで住宅のコンペを行う「ウィークエンドホームズ社」のコンペにせっせと案を作って応募して、がんばってプレゼンして、勝てれば仕事になるー。という流れでしばらくやっておりました。
そんな住宅コンペで戦っている中で、常連の方で「この人が出るならちょっと勝てないなぁ~。」といつも思う建築家の方がたくさんいましたが、やはりそういう方々は今事務所も大きくされて、メジャーになってます。
そんな強者な建築家の一人、遠藤克彦さんの展覧会が、青山のプリズミックギャラリー(若手建築家の展覧会をやっているところ)で行われてます。
仕事ついでに寄ってきました。写真のような公共の建物もコンペで勝ち取って実現されていて、大きくて精密な模型も展示されておりました。住宅コンペで戦っていたときは、私は同じ土俵にいるような感覚でおりましたが、もはや全然大きなステージで活躍されているので、単純にがんばってるなぁ~と関心することしきり。
これはもう、最初に描く「野望とモチベーション」の差ですよね。きっと。
私はひとりで事務所をやって、密度の高い住宅をひとつづつ丁寧にやっていくことが性に合うのだから、私は私でコツコツがんばろうとする思いと、ちょっと私ももっと「オリジナリティー」と「野望」をもって気持ちを入れ替えてやらないと生き残れないぞ?とする思いが複雑に交錯する、青山での昼下がりでした。
そんな住宅コンペで戦っている中で、常連の方で「この人が出るならちょっと勝てないなぁ~。」といつも思う建築家の方がたくさんいましたが、やはりそういう方々は今事務所も大きくされて、メジャーになってます。
そんな強者な建築家の一人、遠藤克彦さんの展覧会が、青山のプリズミックギャラリー(若手建築家の展覧会をやっているところ)で行われてます。
仕事ついでに寄ってきました。写真のような公共の建物もコンペで勝ち取って実現されていて、大きくて精密な模型も展示されておりました。住宅コンペで戦っていたときは、私は同じ土俵にいるような感覚でおりましたが、もはや全然大きなステージで活躍されているので、単純にがんばってるなぁ~と関心することしきり。
これはもう、最初に描く「野望とモチベーション」の差ですよね。きっと。
私はひとりで事務所をやって、密度の高い住宅をひとつづつ丁寧にやっていくことが性に合うのだから、私は私でコツコツがんばろうとする思いと、ちょっと私ももっと「オリジナリティー」と「野望」をもって気持ちを入れ替えてやらないと生き残れないぞ?とする思いが複雑に交錯する、青山での昼下がりでした。
2013年5月1日水曜日
天気がいいので自転車で地鎮祭へ
4/28(日)三鷹市深大寺2丁目の敷地で地鎮祭。
天気がいいので敷地まで自転車で行ってみることにしました。
私の自転車は折り畳みの、車輪が小さいタイプで、遠出するのには向かないものなので、おしりがちょっと痛くなりましたが、片道45分のサイクリングはいい気分転換になりました。
深大寺植物公園のあたりから三鷹方面へ行く「武蔵境通り」は写真のように広い歩道が整備されていて、自転車レーンも設けられていて、とても走りやすい道になってました。
ここまで幅に余裕があれば、自転車は車道を走るのではなくて、こんな感じで歩道の一部が自転車用に確保されるのが理想ですよね。
よく車では通る道でも、自転車で通ると本当に見えてくるものが違います。
ゆっくりした視線の移動なので、道一本入った部分でなんかおもしろそうな住宅があるぞとか、発見がいろいろあって楽しいものです。
(車のときもいろいろキョロキョロしてて、なにかおもしろい建物がないかなぁと見てるので、「あまりヨソ見しないで。」と奥さんに怒られてますが。)
地鎮祭では神主さんに、オーナーさんご家族と共に、御祓いもしていただいたので、すがすがしい気分で帰路につきました。
天気がいいので敷地まで自転車で行ってみることにしました。
私の自転車は折り畳みの、車輪が小さいタイプで、遠出するのには向かないものなので、おしりがちょっと痛くなりましたが、片道45分のサイクリングはいい気分転換になりました。
深大寺植物公園のあたりから三鷹方面へ行く「武蔵境通り」は写真のように広い歩道が整備されていて、自転車レーンも設けられていて、とても走りやすい道になってました。
ここまで幅に余裕があれば、自転車は車道を走るのではなくて、こんな感じで歩道の一部が自転車用に確保されるのが理想ですよね。
よく車では通る道でも、自転車で通ると本当に見えてくるものが違います。
ゆっくりした視線の移動なので、道一本入った部分でなんかおもしろそうな住宅があるぞとか、発見がいろいろあって楽しいものです。
(車のときもいろいろキョロキョロしてて、なにかおもしろい建物がないかなぁと見てるので、「あまりヨソ見しないで。」と奥さんに怒られてますが。)
地鎮祭では神主さんに、オーナーさんご家族と共に、御祓いもしていただいたので、すがすがしい気分で帰路につきました。
2013年4月23日火曜日
名刺デザインいろいろ
名刺は会社や事務所のイメージを反映するものなので、大抵の方ははじめに名刺のデザインを決めたら、そのままずっと使うと思います。
でも、結構私は100or200枚を使いきったらまた別のデザインに変えるようにしてます。
いろいろなデザインを試してみたいし、気分転換にもなりますし。
いろいろな名刺のデザインをいろんなホームページで見てるのは結構楽しいですし。
写真の真ん中のものは、紙質もとても良くて、雪の結晶のようなキラキラの模様もきれいで、渡す方みんなにとても好評で、ずっとこれでいってもいいかなと思っていたのですが、これを作っていたお店が残念ながら無くなってしまったので、続行できなくなってしまいました。
写真右の横縞ライン柄のものが、今使っているものなのですが、きのう現場などで結構枚数を使って終わってしまいましたので、また新しい別デザインのものを注文しました。どんな仕上がりか楽しみであります。
でも、結構私は100or200枚を使いきったらまた別のデザインに変えるようにしてます。
いろいろなデザインを試してみたいし、気分転換にもなりますし。
いろいろな名刺のデザインをいろんなホームページで見てるのは結構楽しいですし。
写真の真ん中のものは、紙質もとても良くて、雪の結晶のようなキラキラの模様もきれいで、渡す方みんなにとても好評で、ずっとこれでいってもいいかなと思っていたのですが、これを作っていたお店が残念ながら無くなってしまったので、続行できなくなってしまいました。
写真右の横縞ライン柄のものが、今使っているものなのですが、きのう現場などで結構枚数を使って終わってしまいましたので、また新しい別デザインのものを注文しました。どんな仕上がりか楽しみであります。
2013年3月26日火曜日
人に教えることは難しい~。
3月は2級建築士講座の学科「計画」の講師として、3週連続で日曜日に登壇してました。
私の事務所は私ひとりなので、お客さんとのつながりはありますが、建築業界の次の世代の若い人達とのつながりはありません。(事務所にスタッフがいればありますけど。いないので。)
日々の設計業務に明け暮れてる私が、「建築業界の次の世代を育てたい。」などという大それたことを考えてる訳ではないのですが、一つの業界に生きてる”職人”として(最近自分の[設計職人]としてスキルを上げる努力を心がけてます)社会的に次の世代の人達の仕事の質が下がらないように何らかの形で貢献しなくてはいけない気がする昨今なのです。
実際の講座の中では、テキストに沿って解説する内容が盛りだくさんなので、もらさず教えることで結構時間いっぱいになってしまいます。(いつも微妙に時間オーバーぎみ)
本当は生徒さん達に設計の仕事の楽しさや苦しさを、くだらない話をまじえながらお伝えしたいのですが・・・。(このあいだテレビでソロモンの「建築家・杉浦伝宗」さんの回見たか?とか言いたいのになぁ。[みんなテレビ見ないで勉強してるか・・・。])
生徒さん達はみんな、仕事をしながら、カリキュラムの中にある、テストや予習・復習をこなして、がんばってますよー。(相当な量なのですこれが~。)
40才代の生徒さんも「年が年なので、なかなか覚えづらくて・・・。」といいながらテキストを真っ赤にして奮闘してます。
私自身もがんばらねばと刺激を受けるこのごろです。
私の事務所は私ひとりなので、お客さんとのつながりはありますが、建築業界の次の世代の若い人達とのつながりはありません。(事務所にスタッフがいればありますけど。いないので。)
日々の設計業務に明け暮れてる私が、「建築業界の次の世代を育てたい。」などという大それたことを考えてる訳ではないのですが、一つの業界に生きてる”職人”として(最近自分の[設計職人]としてスキルを上げる努力を心がけてます)社会的に次の世代の人達の仕事の質が下がらないように何らかの形で貢献しなくてはいけない気がする昨今なのです。
実際の講座の中では、テキストに沿って解説する内容が盛りだくさんなので、もらさず教えることで結構時間いっぱいになってしまいます。(いつも微妙に時間オーバーぎみ)
本当は生徒さん達に設計の仕事の楽しさや苦しさを、くだらない話をまじえながらお伝えしたいのですが・・・。(このあいだテレビでソロモンの「建築家・杉浦伝宗」さんの回見たか?とか言いたいのになぁ。[みんなテレビ見ないで勉強してるか・・・。])
生徒さん達はみんな、仕事をしながら、カリキュラムの中にある、テストや予習・復習をこなして、がんばってますよー。(相当な量なのですこれが~。)
40才代の生徒さんも「年が年なので、なかなか覚えづらくて・・・。」といいながらテキストを真っ赤にして奮闘してます。
私自身もがんばらねばと刺激を受けるこのごろです。
2013年2月6日水曜日
よろず建築見て歩き part1
いろいろな建物を見た感想を、架空のキャラ[所長とコズミちゃん]の対話形式でレポートします。
記念すべき第1回は・・・「武蔵野プレイス」(武蔵境駅前)です。
所長[以下:所] 「数年前に設計コンペで選ばれた、女性建築家・川原田さんの設計によるもので、実はコンペ時の案とは似ても似つかぬものができたんじゃ。(興味のある方はネットで経緯を検索してみて下さい。)」
コズミ[以下:コ] 「どう違うんですか?」
所: 「コンペ案は波打つガラスの外壁で、ほとんどの施設は地下に埋められているものだったんじゃが、行政側との話合いその他で案が2転3転して、ようやく今の形で実現されたようなんじゃ。」
コ: 「よく建築家がはずされなかったですね・・・。」
所: 「コンペ案のままで建ったら、メンテナンス的にも問題がありそうだったので、ある意味デザイン感を残しつつ無難なところで着地したんじゃろな。コンペ案のまま建ってたら、妹島さんのパクリみたいになってたかもしれんし・・・。」
コ: 「・・・・。それでは外観から見ていきましょう。なんか真っ白で楕円の穴がポコポコあいてて、実物大の模型が建ってるみたいですね。」
所: 「そうじゃな。まわりの建物と一緒に写真に写っていなければ、スケール感ナシじゃのぉ~。じーっと見てると、トムとジェリーにでてくるチーズのかたまりのようじゃ。」
コ: 「・・・・。エントランス前に丸い広場があるのですが、折角の広場とのつながりが薄い感じがします。」
所: 「全体の開口部が角のとれた丸っこい開口部で統一されてるんじゃが、それにこだわりすぎて、外へ向けての開放感が薄れてしまってるんじゃないかのぉ。」
コ: 「内部はどうでしょうか。」
「表現しづらいですが、四角いカマクラが連続してるような空間構成で、直線要素が消されている、[やわらかい」空間に包まれる感じですね。」
所: 「用途は図書館コンプレックスみたいじゃの。市民が立ち寄りやすい駅前図書館としては喜ばれそうな空間やの。」
コ: 「1階の通路に囲まれた真ん中あたりにカフェがあるのはどうなんですかね。」
所: 「外を眺められないカフェなんて・・・。本を持ってなかったらどこを見ていればいいんじゃ?」
コ: 「ダウンライト状のピンスポット的な照明が設定されてますが。照明器具を出さないようにした結果でしょうか?」
所: 「天井が変形ドームみたいな形状の連続なので、この形状の連続を強調させる間接照明にしたほうが、もっと”カマクラ状の天井の連続”を演出できたんじゃないかのぉ。」
総括 :「全体的に外観・内観ともに丸みを帯びた[やわらかいデザイン]が貫かれていて好感が持てますが、折角の駅前という絶好な立地を生かすように期待されている、建築のダイナミズムが[おしゃれな雑貨」テイストの演出に寄ってしまっているような気がするのがちょっと残念が感じがしました。」
記念すべき第1回は・・・「武蔵野プレイス」(武蔵境駅前)です。
所長[以下:所] 「数年前に設計コンペで選ばれた、女性建築家・川原田さんの設計によるもので、実はコンペ時の案とは似ても似つかぬものができたんじゃ。(興味のある方はネットで経緯を検索してみて下さい。)」
コズミ[以下:コ] 「どう違うんですか?」
所: 「コンペ案は波打つガラスの外壁で、ほとんどの施設は地下に埋められているものだったんじゃが、行政側との話合いその他で案が2転3転して、ようやく今の形で実現されたようなんじゃ。」
コ: 「よく建築家がはずされなかったですね・・・。」
所: 「コンペ案のままで建ったら、メンテナンス的にも問題がありそうだったので、ある意味デザイン感を残しつつ無難なところで着地したんじゃろな。コンペ案のまま建ってたら、妹島さんのパクリみたいになってたかもしれんし・・・。」
コ: 「・・・・。それでは外観から見ていきましょう。なんか真っ白で楕円の穴がポコポコあいてて、実物大の模型が建ってるみたいですね。」
所: 「そうじゃな。まわりの建物と一緒に写真に写っていなければ、スケール感ナシじゃのぉ~。じーっと見てると、トムとジェリーにでてくるチーズのかたまりのようじゃ。」
コ: 「・・・・。エントランス前に丸い広場があるのですが、折角の広場とのつながりが薄い感じがします。」
所: 「全体の開口部が角のとれた丸っこい開口部で統一されてるんじゃが、それにこだわりすぎて、外へ向けての開放感が薄れてしまってるんじゃないかのぉ。」
コ: 「内部はどうでしょうか。」
「表現しづらいですが、四角いカマクラが連続してるような空間構成で、直線要素が消されている、[やわらかい」空間に包まれる感じですね。」
コ: 「1階の通路に囲まれた真ん中あたりにカフェがあるのはどうなんですかね。」
所: 「外を眺められないカフェなんて・・・。本を持ってなかったらどこを見ていればいいんじゃ?」
コ: 「ダウンライト状のピンスポット的な照明が設定されてますが。照明器具を出さないようにした結果でしょうか?」
所: 「天井が変形ドームみたいな形状の連続なので、この形状の連続を強調させる間接照明にしたほうが、もっと”カマクラ状の天井の連続”を演出できたんじゃないかのぉ。」
総括 :「全体的に外観・内観ともに丸みを帯びた[やわらかいデザイン]が貫かれていて好感が持てますが、折角の駅前という絶好な立地を生かすように期待されている、建築のダイナミズムが[おしゃれな雑貨」テイストの演出に寄ってしまっているような気がするのがちょっと残念が感じがしました。」
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